ゆるミニマリストのponpocoさん(ブログ「ぜいたくゆるミニマリスト」)のご著書
「200着の服を8割減らしたら おしゃれがずっと楽しくなった」をご恵贈頂きました。
電子書籍の「ゆるーく自分らしいミニマルライフ」、「65歳、より少なく軽やかなシンプルライフ」(pocohahaさんとの共著)を愛読しておりましたので、出版社を通した初の書籍化は一読者としてとっても嬉しいです!
本書は、ファッションをメインとしたponpocoさんのミニマルライフ全般について語られています。
人によって物に対する価値観は違うと思いますが、ファッション関連の要不要の判断って、多くの人たちにとって難しいと思うのですよ。
日常的に着る服は大体決まっているけれど、そうでない服は「着ないから」といって即手放せるかといったらそうじゃない。
年齢や体型、好みが変わったけれど、処分するのはもったいない…
だけど、クローゼットも収納ケースもハンガーラックも収容量を超えて、パンクしそう!
わかってはいるけど、捨てられない。
そんなふうに葛藤して、考えるのが面倒になってクローゼットの奥に再度しまい込んじゃうのですよね。
はい、過去の私がそうでした。
ですから、本書タイトル「200着の服を8割減らしたら おしゃれがずっと楽しくなった」に羨望しつつも、現実的に難しいよ~と思う方はいらっしゃるでしょう。
おしゃれは好きだけどおしゃれ度ゼロ人間であるこの私でさえ、魔窟のファッション砦を攻略するの、すんごく大変でしたもん。
じゃあ、どうすれば溢れる服を減らせるのか?
どうしたら自分が満足できるような服の厳選ができるのか?
その悩みを抱える方にこそ、本書のメインテーマ「ファッション」の章をご一読頂きたい!
買い物のコツや本当に自分の欲しいものを選び抜く方法など、ponpocoさんご自身の苦い経験と反省から得られた知見そのものを余すところなく紹介されています。
特に、セール品を「買っちゃダメ」といわない理由について語られる項目は、個人的に突き刺さりました。
これって、ファッションだけじゃなく、生きている中で培われる人の成長そのものだ…
成功も失敗も、自分の実体験からしか得られないこと。
それらを経た「ミニマルライフ」は、寛容だけど自堕落でなく、
実直だけど窮屈じゃない、なんとも絶妙なバランス。
そんな「ゆるミニマルライフ」を楽しむponpocoさんの思いが詰まった一冊です。