衣類にできた穴や裂け目を補修する技術、「ダーニング」。
補修跡がわからないほど元に近い状態にする、いわゆる「かけつぎ」は素人にはハードルが高すぎますが、
野口光さんのダーニング術なら、裁縫初心者でも簡単にできちゃうのです!
お気に入りを長く使うために
お気に入りの靴下に穴があいてしまい、自己流で閉じたもののうまく繕えず、結局履き心地は悪い&さらに破れが広がってしまったことがあります。
「私に修繕する技術があれば…!!」と悔やみながら、処分される靴下。
そんな不器用な私でもできそうな術はないかと、探して見つけたのがこちら。
お試しに図書館で借りてみたのですが、んもう、内容が初心者にと~ってもやさしいのです!!!
わかりやすく、丁寧な説明に、アップの写真。
ありがてえ…ありがてえ…
技術習得後の確認用、そしてお手本として、何度も目を通したかったので、
借りた本は返却し、自分用に改めて購入しました。
久方ぶりの自分の本だー!
いざ実践
ちょうど穴が開いている靴下…は無かったので、
練習にぴったりな(失敗しても味になりそうな)、コットンのエコバッグを使って縫ってみました。
普段は図書館で本を借りるために使っているものです。
ゴマシオダーニング
こちらは、「ゴマシオダーニング」。
小さな染みを隠すのにピッタリです。
小学校家庭科で習った返し縫いができれば、習得するのは簡単。
このバッグのステッチに合わせて紫色の糸で縫っていますが、
布地と同色にしたり、あえて数色の糸で縫うのもかわいくて良さそうです。
ブランケットステッチ
持ち手の縫い糸が抜け落ちてしまっていたので、
これは好機!と、「ブランケットステッチ」で補修しました。
間隔がいびつなのは、目を瞑ってください。
ブランケットステッチを習得することで、いろんな擦り切れに対応できそうです。
ダーニングって楽しいぞ
私の不器用さが鮮明にわかるできばえとは裏腹に、
ちくちくと無心で縫うのは、すごく楽しかった!!!
結果はもちろん大事だけど、「作る」という過程がたまらなく楽しかったのです。
ただただ夢中で絵を描いていた、子供の頃のように。
新しい趣味を始める時には、いろいろ準備や道具が必要になることが多いですが、
ダーニング専用の道具が無くても大丈夫です。
- 手持ちの縫い針
- 縫い糸
- おたま(ダーニングマッシュルームの代用)
以上3点があれば、手軽に始めることができます。
もちろん、専用の道具には、使いやすさという利点があるので、
慣れてきたら、好きな物を購入してもいいですね。
お気に入りを長く使うために、楽しみながらダーニングを習得できたらいいな。
願わくば、上達しますように…