【禅】料理と食習慣で、「生きる」を整える。



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こんにちは、だらみです。

 

最近、なんだか食欲が落ちてしまっています。

猛暑続き、新陳代謝低下、運動不足…と思い当たる節がありすぎる!!

 

気づかぬうちに夏バテしてるのかもしれません。

 

 

とはいえ、食べないことには始まらん、と一冊の本を手に取りました。

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食事を作ることは、心を整えること

今回読んだのは、桝野俊明さんの『禅と食: 「生きる」を整えるです。

 

 

禅宗において、日常生活そのものが修行の場。

とりわけ曹洞宗の開祖、道元禅師は「食」を重んじたそうです。

 

 

食事作法を説いた『典座教訓』(てんぞきょうくん)『赴粥飯法』(ふしゅくはんぽう)

▼その中の一文より

お米をといだり、おかずを調えたりすることは、典座(てんぞ=料理を司る僧侶の役職名)が自身で手を下し、よくよく注意し細やかな点まで気を配り、心をこめて行い、一瞬といえども、おろそかにしたり、なげやりにして、一つのことはよく注意し気をつけるが、他の一つのことには注意をおこたったりするということがあってはならない

 

 

食事は、命を食べ、命をつなぐためのもの。

調理の過程でも、命に向き合い、真摯に行動する。

 

調理も修行の一つなのです。

 

料理とわたし。

そういう私は料理がかなり苦手です。

 

食べるのはとっても好きなんですけど。

レシピを見るのも好きなんですけど。

台所用具を使うのも眺めるのも好きなんですけど。

 

 

数品を作りながら平行して片付けもして、という一連の動きが上手くできなくて、苦手意識がなかなか抜けません。

 

 

 

そんな私ですが、子供が生まれたことで、楽しく美味しい食事を提供したいと思うようになりました。

 

 

いつもはバタバタで怒涛のように1日が終わっているのですが、たまの余裕がある時に、魚の霜降り、大根の下茹でなどの下ごしらえをした料理を作ってみると、格段においしくなってびっくり!

下ごしらえにはこんな効果があるのか、と勉強になりました。

 

 

時にはじっくり作り、時には総菜や外食にも頼りながら、一食一食を大事に味わう

 

この典座教訓の一文を読んで、改めて姿勢を正しました。

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「毎日が輝きはじめる丁寧な食習慣」から

第三章では、「毎日が輝きはじめる丁寧な食習慣16」と題して、体と心を整えるのに効果的な習慣を紹介しています。

 

 

この中で、私が特に印象に残ったのが第2節の「お粥」です。

 

吸収がよく、腹持ちもよいお粥は食欲不振の今の私にはぴったりかもしれません。

 

 

また、食欲がわかない時の桝野さんのアドバイスは…

「ほどよく動き、ほどよく食べる」

 

仰る通り!

 

おすすめ精進レシピもあるよ

本作には、朝・昼・夕と時間帯ごとのおすすめ精進料理レシピがついています。

どれも粗食ではありますが、とても丁寧に作られている様子がよくわかります。

 

早速、私も白粥を作ってみます!

 

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