私の母は健在です。
2年ほど前のある日、「これ、お母さんが若い頃に使っていた鞄」と、
私にショルダーバッグを手渡してきました。
母の鞄
実家を片づけている中で、発掘したようです。
両親が新婚旅行に行った時の写真には、このショルダーバッグを肩にかけ微笑む若い母の姿が写っていました。
きれいなキャメル色で軽く、財布と小物を入れて出かけるのにちょうど良い。
私は使用感を気に入って、愛用しています。母もそれを知って喜んでいました。
だがしかし。
形あるものはいつか壊れる
持ち手と本体とを留める部分の革が千切れてしまいました。
糸で縫って、ボンドで補強したのですがいつまで保つでしょうか…。
自力で直せる範囲までは大事に使って、もう直せない状態になった時は潔く感謝して処分したいと思います。